雑誌、”鉄道ファン 2010/3(今月号)”を見ていたら、ふと目に留った広告がありました。
『肥薩おれんじ鉄道』の広告です。
可愛らしい列車が、頭を下げて、
「おねがいします!」
と何やら頼んでいます。
尋常ではなさそうです。
「ん?何事(・o・)?」
よく記事を読んでみると、次の様に書かれてありました。
当社では,平成22・23年度に法令等に基づく車両の全般検査を予定しています。
経営状況が厳しい中で,多額の費用がかかる全般検査の実施が困難な状況にあります。
ついては,車両のオーナーとなって肥薩おれんじ鉄道を応援してくださる方を広く募集いたします。
一口1万円からのご負担で,どなたでも一口オーナーになっていただけます。
皆様のご支援を心からお願いいたします。
勉強不足で、九州新幹線開業後のそこに当たる在来線が、今どうなっているのかは知りませんでした。
→ Japan Business Press
現在は、『肥薩おれんじ鉄道』として運営されているようです。
ウィキペディア(Wikipedia)によれば、次の様に書いてありました。
九州新幹線新八代 - 鹿児島中央間の開業に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)から経営移管された元の鹿児島本線八代 - 川内間の運営を行っている、熊本県や鹿児島県などの沿線自治体および日本貨物鉄道(JR貨物)が出資する第三セクター方式の鉄道会社である。
開業前から地元では「全廃論」も立てられている。開業当初までホームページには掲示板が設置されていたが、鉄道その物に対する批判や荒らし行為が増加してすぐに掲示板を閉鎖してしまう事態となった。 特にJR鹿児島本線時代と比べて運賃が1.2倍に値上がりし、定期券も値上がりしたことで沿線の高校の通学がバイク通学に移行したり、深夜帯のダイヤが不便になったことで通勤客が自家用車に移行したりしてしまい、将来的に肥薩おれんじ線に並行して開通する南九州自動車道との競争でますます存在意義が失われる可能性もある。
なにやら、今までいろいろあったようです・・・。それにしても「全廃論」とは・・・(T_T)。
せっかく線路が通っているのですから、それを何とかして育てていただきたいと勝手ながら思うのです。
また、今回こうなった経緯は、『肥薩おれんじ鉄道』は、その経営が非常に苦しく、今年、来年と行う予定の車両の全般検査(まぁ要するに列車の定期健康診断ですね)ができるかどうかも分からない状況にある様なんですね ( ´Д`)。
そういや、以前似たような事を経験したことがあります。
私が信州に居たころ、北陸新幹線(長野新幹線)が出来ました。
これに伴い、JR東日本の信越本線・軽井沢駅 - 篠ノ井駅間が『しなの鉄道』として移管。2005年度決算において最終損益で黒字を計上するまで、なかなか苦労しました。
新幹線の開業の際は、必ず問題となることです。
国とJRはもう少し公共交通機関であることを考え直してほしいと思います。
「新幹線開業」 → 「不採算路線切り離し」では、あまりにもきついと思いますね。
新幹線開業後に、ある程度の移行期間を設けてソフトランディングできる様な体制を作ってもらわないと、今後も新規の新幹線が開業するたびに同じ問題が起こってしまうと思いますね(`・ω・´)!!
こういう種類の問題って、結局は”鉄道文化”の衰退につながりかねないと思うのです(`・ω・´)!!。
この件に関しては、皆さんも様々な御意見をお持ちだと思います。
今回のこの「車両一口オーナー」ですが、自分なりに検討した結果・・・・
(´ヘ`;) う~ん・・・
支援することとしました(`・ω・´)シャキーン!!
ま、ちょっと、お小遣いまわせばなんとか・・・
人それぞれいろいろ考え方があると思いますが、私は応援します。
私はお人よしなのだ(;^_^A。
『肥薩おれんじ鉄道』は、私の住んでいるところからは遠いのであまり乗る機会はないのですが、九州に旅行に行った時はぜひ乗ってみたいと思います。
なにやら、風景はすばらしいらしいのです。
できれば、期間を設けず、支援・協力して頂いた人の名前(ニックネーム可)をどこかに表示してもらえば、行った時に誇らしく感じますし、行ってみようと思います。
この辺は会社にお願いしたいところです。
『肥薩おれんじ鉄道』、がんばれ (・o・)/
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